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「子供のマナー教育が人生を変える|家庭でできる人間力の育て方」

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皆さんこんにちわ!アメリカンライフの代表の日野です

本日は第三弾!反面教師を由来に学んだ事を伝えていく新しい形の教育ブログです

今日のテーマはズバリ!習慣やマナーの教育です。

マナー教育と聞くとハードルが高く感じる人もいると思います

ここでは我が家で気を付けている事をいくつかご紹介したいと考えています


小さいうちからマナー教育をする心理学観点と社会に出た時のメリットを紹介

① 心理学的観点から見た「マナー教育」の意義

マナー教育とは単に「礼儀正しい子を育てる」だけでなく、他者への共感力・自己制御力・社会的スキルを育てる教育でもあります。心理学ではこれを「社会的情緒的能力(Social and Emotional Competence)」と呼びます。

この力は、学業成績や将来の人間関係、職業的成功にまで強く影響することが分かっています。

② 学業へのメリット

1. 自己制御(Self-regulation)の発達

  • マナー教育では「順番を待つ」「人の話を最後まで聞く」といった行動を繰り返し学びます。

  • これは心理学で言う自己制御力を鍛える行為であり、 → 集中力や学習意欲、課題達成能力を高めます。

  • アメリカの心理学者ウォルター・ミシェルの「マシュマロ実験」でも、 自己制御力の高い子どもほど将来的に成績や収入が高いことが確認されています。

2. 学習モチベーションの向上

  • 礼儀や挨拶を通じて「先生や友達と良好な関係を築ける」ようになると、 学校への安心感(心理的安全性)が増します。

  • 心理的安全性が高い環境では、挑戦的な学びや質問行動が増える傾向があり、学力にも好影響を与えます。

③ 社会的・将来的なメリット

1. 共感力(Empathy)と対人スキル

  • 「相手を思いやるマナー」は、他者視点を育てます。

  • 心理学では「Theory of Mind(心の理論)」=他者の感情や意図を理解する力を高めるとされています。

  • この力は将来の職場や人間関係で非常に重要で、リーダーシップや協調性につながります。

2. 社会的信頼(Social Trust)の形成

  • 挨拶・礼儀・感謝といった行為は「誠実さ」「信頼感」の象徴です。

  • 社会心理学では「初対面での好印象形成(First Impression)」が信頼関係の基盤を作るとされており、 マナーを身につけた子どもは、将来的に人間関係の構築がスムーズになります。

3. レジリエンス(精神的回復力)の向上

  • マナー教育では「失敗したときに素直に謝る」「他人に感謝する」ことを学びます。

  • これにより、自己中心的な思考から脱し、他者との関わりの中で立ち直る力が養われます。


我が家で大切にしているマナー教育

私は現在37歳。年齢を重ねるにつれ、教育に関心を持つ友人も増えてきました。

生命保険の営業マンとして、これまで何百件もの教育資金や将来設計の相談を受けてきた経験があります。そんな中で、自分の家庭でも「どんな教育をしていきたいか」を強く意識するようになりました。

埼玉に住む私たち家族ですが、我が家では息子が0歳の頃から、あえて六本木のろうそくが灯るようなレストランや料亭に連れて行っていました。最初は「美味しいものを食べたい」「妻を喜ばせたい」そんな単純な理由からでした。けれど、今振り返ると本当にやってよかったと思っています。

今、息子は4歳。レストランでは静かに座り、落ち着いて食事を楽しめるようになりました。友人たちと食事会をしても、リラックスして過ごしている姿を見ると成長を感じます。

もちろん最初からうまくいったわけではありません。静かな店内でギャン泣きされることもありました。そんな時は外に連れ出して落ち着かせ、また席に戻る。何度もその繰り返しでした。それでも、お店の方々が優しく声をかけてくれたり、一緒にあやしてくれたりあの時の「ありがたい」という気持ちは、今も忘れません。

子どもも一人の人間です。慣れる時間が必要なんですよね。

多くの家庭では、子どもが好きそうなファミレスや遊び場を選びがちですが、我が家では「大人の世界に慣れさせる」ことを意識してきました。マナー教育の第一歩は、「落ち着いて座ること」。そしてもうひとつ、大切にしているのは挨拶です。

レストランでは、よく飴やデザートをいただくことがあります。そのたびに、息子には「ありがとう」をきちんと伝えさせます。挨拶はすべての基本だと思うのです。

六本木で食事をしていると、息子はお姉さん方に可愛がられて、すっかりデレデレ(笑)少し社交的すぎて、将来が心配になるくらいです。

そして、もう一つ大切なのは「親の姿を見せること」。おしぼりを丁寧に畳む。妻が座る時には椅子を引き、ドアを開ける。男は常にジェントルマンであれ。そんな姿を見せて「これが普通なんだ」と感じてもらうようにしています。

時には、幼稚園で覚えてきた悪い言葉を母親に使うこともあります。そんな時は必ず言います。「母親にその言い方はないよ?」と。すると息子は素直に「ママごめんね」と笑顔で謝ります。怒るのではなく、笑顔で教える。この「笑顔で返す」という習慣を、我が家ではとても大切にしています。


経験こそ、最高の教育資金

FP(ファイナンシャルプランナー)として言うことではないかもしれませんが、

私は「学資貯金」よりも「経験への投資」を強くおすすめしたいです。

ここで、少し私自身の“反面教師エピソード”をお話しします。


夜の六本木で育った少年

私の母はシングルマザーで、夜の世界で働いていました。当時はまだ平成の初期。今よりずっと規制も緩やかな時代です。

母は夜、私を一人にできないため、スナックやキャバクラ、クラブの楽屋に連れて行ってくれました。おもちゃ代わりに灰皿で遊んでいたことを、今でも覚えています。

あの頃から私は“大人の世界”の空気を感じていました。クラブのママさんたちはいつも身だしなみが美しく、言葉遣いも丁寧。

彼女たちからマナーの基礎を自然と学んだのかもしれません。

15歳の頃には、ママさんとカウンターでジュースを飲みながら会話を楽しんでいました。お使いを頼まれることもあり、「誰かに必要とされている」と感じる時間でもありました。今思えば、それが私の“社会勉強の始まり”だったのかもしれません。


人生を変えた一言

27歳の時、私はフルコミッション制の生命保険営業の世界に飛び込みました。学歴も経験もなく、常識すら欠けていた私。

最終面接で部長に言われた言葉を今でも覚えています。「君みたいな人が来るところじゃないよ」

悔しかった。だからこそ「絶対に成功してみせます」と宣言しました。


ご想像の通り、プロの営業の世界はとても厳しいものです。離職率は2年で9割ともいわれ、結果を出せなければ生き残れません。当時の私は「紹介営業だけで成果を出す」というルールの中にいました。しかし、紹介してもらえるほど信頼を得ていたわけでもなく、苦しい日々が続きました。

生命保険という仕事をしていると、それまでの友人関係も変わっていきます。お酒を通じて仲良くなった関係でしたが長年の友人が離れていき、LINEブロックされたこともありました。その時、私は初めて「本当の友人とは何か」という価値を知ることになります。

給料も貯金も底をつき、「なぜ自分はこんなにも認められないのだろう」と悩み続けました。そんな中で私が始めたのは、成功している先輩たちを“観察する”ことでした。彼らには共通点がありました。それは「マナー」でした。

それも、並のマナーではありません。人としての品格が滲み出るような“本物のマナー”です。

ある日、喫煙所で休憩していた憧れの先輩に勇気を出して聞きました。「先輩、なぜそんなに売れているんですか?」

すると先輩は、静かにこう言いました。

「日野君だよね?もし日野君の人生に通信簿をつけるとしたら、今は何点だと思う?」「生命保険は嫌われやすい仕事だよ。でも、だからこそ“好きな人”や“信用できる人”から入りたいと思うものなんだ。」「もう一度、自分の習慣や考え方を見直してごらん。」「営業している姿をロープレで録画してみなさい。」

その言葉は、私の胸を深く突き刺しました。

実際に録画してみると、衝撃的でした。スーツはヨレヨレ、革靴はすり減り、鞄はくたびれている。姿勢も表情も、自信がまったく感じられませんでした。これが“お客様から信頼を得られない理由”だったのだと気づきました。

お酒が好きだった私は、遅くまで飲んで翌朝に寝坊する日々。でも、本当に変わりたい。そう強く思いました。

そこから、私の挑戦が始まりました。

・お酒を一年間、一滴も飲まないと決めました。・初めてのボーナスでオーダースーツとピカピカの革靴を購入。・お客様の家ではスリッパを持参し、鞄は真っ白なハンカチの上に置くようにしました。・毎朝アイロンをかけ、身だしなみを整えることを習慣に。・読書やYouTubeで言葉遣いや話し方を学びました。・手書きの手紙を書くようになり、小さな約束も必ず守るようにしました。・そして、話を“心で聴く”ことを大切にしました。・早朝にはジムに通い、自分を律する時間をつくりました。

この一つひとつの積み重ねが、少しずつ私を変えていきました。習慣が変われば、思考が変わる。思考が変われば、行動が変わる。行動が変われば、結果が変わる。

まさに、その通りでした。

あの時の先輩の言葉が、私の人生を根本から変えてくれたのです。おそらく、その先輩が多くの人から信頼されていたのは、営業の技術ではなく「人間力」だったのだと思います。だからこそ、たった数分の立ち話でも、人を動かす力があったのです。

今でも私は、マナーを「営業のテクニック」とは思っていません。マナーとは、相手を思いやる“心の表現”です。それがある人ほど、長く愛され、信頼される。

人生も営業も、結局は「人間力」で決まる。あの先輩との出会いが、私にそれを教えてくれました。

2020年社長杯該当
2020年社長杯該当



自分に似た人が寄ってくる 習慣が変われば、人生が変わる

気づけば、出会う人たちも変わりました。医師、弁護士、公務員、経営者、芸能人。以前なら会えなかったような人たちと自然に出会うようになったのです。「似た人が集まる」——それを実感しました。「目標が高い人」がいい表現かもしれません。

マナーや習慣には、人生を変える力があります。だからこそ、私は息子にも小さなうちから“人としての美しさ”を感じてほしい。

私のように遠回りする必要はないのです。心からそう思います。


考えが変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば性格が変わる

性格が変われば人格が変わる

人格が変われば人生が変わる

——尊敬するプルデンシャル生命 坂口会長の言葉です。


アメリカンライフ 日野
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